NITS Simple Bridge
NITS(ニッツ)は、Stormworks鉄道向けのデイジーチェーン方式の中で最も情報到達時間差が少なくなるよう設計された、コマンドベース総括制御システムである。動力分散システムの車両への適用を推奨する。
利用上の注意
この内容はNITS Line Nodeページにも掲載している。
- 1両に複数の運転室がある車両でも、NITS Line Nodeは1両に1つしか積むことができない
- NS-TPBからの劣化点の一つである
- A側は「前」を向いて右側、B側は「前」を向いて左側
- 前後選択は、運転操作を行う先頭車両は「前」、もう一方の先頭車両は「後」にする
- このように設定しないと非常ブレーキが作用する。この仕組みによって編成分離時に全体ブレーキが作用する動作を実現する
- 単行車が1両で動く場合に困るため、単行車で整備できたと判定される場合は「単行 前後選択成立」を送る
- 編成の組成作業中や、編成分離状態での非常ブレーキを無効化するためには「前後選択 短絡」を送る
Simple IF
0x41-0x47の制御情報を生成するのに必要な情報である。
入力
| チャンネル | 内容 |
|---|---|
| B6 | 前後選択前 |
| B7 | 前後選択後 |
| B8 | 単行前後選択成立 |
| B9 | 前後選択短絡 |
| N4 | ブレーキ力。単位はkPaのはず |
| N5 | 力行パラメータ |
出力
| チャンネル | 内容 |
|---|---|
| B6 | 内部用(Reject and data is not 0) |
| B7 | 内部用(Reject) |
| B8 | 内部用(OK) |
| B9 | 内部用(0x4X更新) |
| N4 | 前側車両数 |
| N5 | 後側車両数 |
| N6 | 全車両数 |
共通
| チャンネル | 内容 |
|---|---|
| B1 | 非常ブレーキ |
| B2 | 連絡ブザー |
| B3 | 故障通報 |
| B4 | 扉A側 開扉状態 |
| B5 | 扉B側 開扉状態 |
| B10 | パンタグラフ上昇 |
| B11 | パンタグラフ降下 |
| B12 | エンジン始動 |
| B13 | エンジン停止 |
| B14 | 走行用バッテリー起動 |
| B15 | 走行用バッテリー停止 |
| B16 | 前進 |
| B17 | 後退 |
| B18 | ダイナミックブレーキ(自動) |
| B19 | 案内表示 起動 |
| B20 | 案内表示 停止 |
| B21 | チャイム 起動 |
| B22 | チャイム 停止 |
| B23 | 室内灯 起動 |
| B24 | 室内灯 停止 |
| B25 | ヒーター 起動 |
| B26 | ヒーター 停止 |
| B27 | 扉A側 開扉 |
| B28 | 扉A側 閉扉 |
| B29 | 扉B側 開扉 |
| B30 | 扉B側 開扉 |
| B32 | 運転台起動(これがをOnにしないと運転系情報が送られません) |
| N1 | ブレーキ |
| N2 | 力行 |
| N3 | ダイナミックブレーキ(手動) |
NITS Extension
信号のルールは各自で決定すること。拡張IDのうちユーザ固有IDの取得には申請が必須(メール・Discord・すとーむすきーのいずれかで、高原のなにコンタクトを取ってください)。
本マイコンではチャンネルごとに設定可能な3モードの通信形態を持つ。
- Integer same: 前後両方の車両に同一の値を送信する。N1-8を数値として読み取り、小数点以下を切り捨てた24bit整数値として他車に送信する
- Binary same: 前後両方の車両に同一の値を送信する。N1-8をComposite to Numberで変換した値として読み取り、B1-B24に相当する値のみ他車に送信する
- Binary separate: 後側の車両にN1-8、前側の車両にN9-16の値を送信する(前ch = 後ch + 8)。値はComposite to Numberで変換した値として読み取り、B1-B24に相当する値のみ他車に送信する
また、読み取り結果は、N1-8とB1-8に、更新するTickだけ情報が流れる形式、N9-16にメモリレジスタで情報を連続化したものを返す。